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きになる文房具

極私的文房具レビュー日記

豊かな発色と使いやすさ。そして見ているだけで楽しくなる蛍光マーカー

筆記具

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文章にしるしをつけて目立たせたい時は蛍光マーカーが便利だ。資料のライン引きや、重要な部分を囲んだりと、今や誰もが使うであろう定番の文房具となっている。この蛍光マーカーを世界で初めて開発したのがスタビロだ。1855年にドイツのニュールンベルグで鉛筆メーカーとして創業したスタビロ。日本では色鉛筆や画材でも有名な老舗文具ブランドだ。

 

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蛍光マーカーの誕生

現在では様々なメーカーより蛍光マーカーが発売されているが、その誕生の歴史は1970年ごろのアメリカにさかのぼる。

創業家の4代目であるグンター・スワン・ハウザー氏がアメリカを訪れた際、学生たちが教科書をペンで塗って文章を目立たせているのを目にし、蛍光ペンの開発を思いついた。当時のアメリカではすでに文章をペンでマーキングする事が広まっていたようだが、ペンの質が悪いと感じたハウザー氏は帰国後、蛍光マーカーの開発に着手する。

そうして誕生した「スタビロ ボス」は、その発色の良さや秀悦なデザインから、ヨーロッパの若者を中心に世界中で話題となり、今なおロングセラーを続ける「超」がつくほどの定番蛍光マーカーとなった。

 

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自然と正しい方向で書き出せる

一般的に蛍光マーカーはラインを引くために設計されているため、ペン先が平たい板のような形状をしている。これによりペンを持つ向きが決まってしまうので、筆記時に正しいペンの向きを確認しなくてはならない。だが、この「スタビロ ボス」は、ボディの向きとペン先が揃っているため、わざわざ確認することなく書き出すことが可能だ。右利きならロゴマークを手前側にして持てば自然とペン先が正しい方に向いてくれる。

 

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マークするのが楽しくなるボディデザイン

短い全長と平面に設計されたボディは握りやすく、ラインを引く際にも安定感が生まれる。カラフルながらも洗練されたデザインでオフィスのデスクに置いても格好がよい。
このデザインについてはおもしろいエピソードがある。開発当時、ハウザー氏は信頼するデザイナー達を集め、粘土で試作品を作ろうとしたがなんとなく納得がいかない。そんな中、デザイナーのひとりが偶然、太い円柱状の粘土を手のひらで叩いて伸ばしたのをハウザー氏が気に入り、ボスの平面デザインの原型になったという。

 

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ハウザー氏は開発当時、「持ちやすいことが大前提だが、見た目が面白くなければならない」と考えていたそうだ。文房具には機能だけではなく、デザインや存在を愉しむアソビが欲しい。
豊かな発色と使いやすさ。そして見ているだけで楽しくなるデザインの良さ。
この「スタビロ ボス」はそんな私の思いに応えてくれる素晴らしい蛍光マーカーだ。

 

<製品詳細>
◼️製品名

BOSS ORIGINAL (ボス オリジナル) 蛍光マーカー

◼️サイズ

全長:105mm

◼️仕様

インク:水性蛍光インク 貯蔵:中綿式 ペンポイント:5mm/2mm(チーゼル型チップ) キャップ式

◼️価格

200円(税抜き)

◼️メーカーサイト(外部リンク)

http://www.etrangerdicostarica.biz/?n=1001_03